3Dプリンタの“仕上げ工程”を効率化、品質も向上させるポストプロセス装置

　樹脂や金属を積層することで品物を成形する3Dプリンタ。既存の加工方法では難しい、複雑な造形も3Dデータさえあれば簡単に製造できることから「製造業の試作品などの制作」「大学の研究開発」「ホビー用途」など、幅広い分野で活用されてきた。その一方で、積層による“仕上がりの粗さ”などが原因となり、実製品での活用はほとんどないのが現状だ。

　こうした課題に対し、製造後の後処理を効率化する製品が登場している。ドイツのあるメーカーでは、PBF方式の樹脂3Dプリンタに対応した、ポストプロセス製品を手掛けている。同社では、「クリーニング」「表面仕上げ」「カラーリング」の3段階の工程を担う装置と専用消耗品を提供。素材の染色から洗浄まで一括して行う「カラーリング」の工程では、約170色の染料が用意され、ユーザーの要望に応じたカスタム色への対応も可能だ。

　同社の製品は、「素材に応じた各種パラメータのプリセット」「ソフトウェアを介した一括管理」などの使いやすさに配慮した設計が大きな特徴となっている。本資料では、同製品の特徴を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてほしい。