Bluetoothの最新規格「5.4」にフル対応した、注目のSoC(システムオンチップ)製品が登場した。10dBmの送信出力と-98dBmの優れた受信感度を備える内蔵パワーアンプにより、優れた信頼性と通信範囲を実現。その距離は最大で2.3キロにも達し、低消費電力を誇るBluetooth LEのユースケースを開拓する。
またBluetooth 5.4の新たな通信方式「PAwR」や、新機能として今後盛り込まれることが予想されている超低遅延(ULL)ヒューマンインタフェースデバイス(HID)にも対応しているため、ゲーミングキーボードやマウス、VRコントローラーなどの遅延に関する課題の解決が期待される。もちろんゲーム機器だけでなく、スマートフォンやPCの周辺機器をはじめとした民生機器や、車載機器、産業機器などにも活用可能だ。
本資料では、同SoCを組み込んだアプリケーションで長距離伝送を実現するため、実際に行われた動作テストの結果を掲載している。さらにセットアップの手順についても解説しているので、自社製品への組み込みを検討する企業にとっては大いに参考になるはずだ。