製造業で生産性を向上させるためには、生産ロスを改善することが重要だ。生産ロスの改善といえば、「機械の稼働停止(計画外ダウンタイム)」を防ぐために“常に機械を稼働させる”ことに傾注しがちだが、実はそれだけではない。本来、生産ロスとは、「計画外ダウンタイム」「低速の稼働(速度低下ロス)」「仕様外の製品の生産(品質ロス)」という3つの要素から定量化され、導き出されるものだ。
その指標となるのがOEE(総合設備効率)である。OEEとは、機会損失を特定して、改善する作業を評価するための製造パフォーマンス指標のことだ。これを活用し、3つの要素から効率化を可視化すれば、継続的に製造パフォーマンスを改善することができる。その結果、「ロスの削減による生産量の増加」「生産時間の短縮によるコストの削減」などにつながるだろう。
本資料は、OEEの概要から導入方法、計算方法、分析方法、6大ロスの改善まで、OEEを理解するために必要な情報を網羅したガイドブックだ。「機械を止めない」という思考から一歩踏み込んだ取り組みをするためにも、ぜひ参考にしてほしい。