業界特化型 技術・製品情報サイト
  • MONOist
  • EE Times Japan
  • EDN Japan
  • スマートジャパン
  • BUILT

アナログ・デバイセズ株式会社

技術文書・技術解説

アナログ・デバイセズ株式会社

48Vから12Vへの変換効率を向上する、結合インダクターDC/DC降圧ソリューション

DC/DC変換アプリケーションの設計において、高い変換効率と電力密度を維持しつつ、優れた過渡応答や磁気部品のサイズの小型化を実現する、結合インダクター技術を用いた多相降圧レギュレーターとは?

コンテンツ情報
公開日 2024/01/18 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 6ページ ファイルサイズ 1.44MB
要約
48Vから12Vへの変換効率を向上する、結合インダクターDC/DC降圧ソリューション
 データセンターや通信システムなどでは、配電される48Vの電源電圧から中間電圧を生成するに当たり、降圧トポロジーのソリューションを利用する。だが、期待通りの変換効率や電力密度を得られない場合が多い。

 そこで本稿では、結合インダクター(CL:Coupled Inductors)を用いて多相降圧構成を改良し、電力密度を改善する方法を紹介する。48V入力/12V、1.2キロワット出力の降圧ソリューションにおいて、磁気部品の体積と重量を4分の1に抑えつつ、98%のピーク効率を実現できる。

 この設計済みのシステムは、業界標準の8分の1ブリックサイズで実装可能だ。また、結合インダクターの性能指数(FOM:Figure of Merit)に基づき、48Vに対応する降圧トポロジーを最適化する方法も説明する。