デジタルヘルスケア市場は、スマートウォッチやスマートリングを装着している人をよく見かけることからも、顕著に成長していることがうかがえる。また、ウェアラブル機器による健康管理はパーソナル分野だけでなく、医療分野での活用が見込まれている。こうしたウェアラブル機器の価値を左右するのは、バッテリーの動作可能時間と機器のサイズである。デバイス全体の消費電力を抑え、いかに軽量で装着しやすく設計できるかが、製品の競争力を向上させる。
本稿では、自己消費電流の削減、S/N比の向上、EMIノイズの抑制など、ウェアラブルデバイス向けのパワーマネジメントのさまざまな課題について言及。最適な電源設計ソリューションを紹介する。