市場の急変に対するリスク抑制のため、昨今の製造業では多品種少量生産への柔軟な対応や、製品投入までの時間短縮が求められるようになった。これらを実現するにはデジタル技術による業務改革が欠かせない。特に期待の高まっている技術が「デジタルツイン」にも関連するVR(仮想現実)だ。試作の大幅な省力化に加えて組立や保守のトレーニングにも有効な他、顧客へのプレゼンテーションなどの営業活動でも注目されている。
こうした用途の拡大を受け、製造業での活用を前提としたVRソフトウェアも登場している。手間がかかるVR用のデータ設定が不要で、3Dツールからデータを取り込むだけでVR検証が可能になるという特徴も備える。
同ソリューションは、製品の設計から製造に至るまでのデジタル化、情報一元化などを実現する「VPSファミリ」製品であり、一括購入だけでなく月単位のレンタルなどにも対応しているため、ゼロからデジタル化に取り組みたい中小/ベンチャー企業もスムーズに導入できそうだ。