労働人口減少とそれに伴う人件費高騰に加え、コロナ禍による非接触・遠隔操作の需要増を受け、近年のロボット技術は大きく向上した。国を挙げてロボット活用を推進する動きが加速する中、既存の施設を無人化・省人化したいと考える企業が増えている。
こうした背景から登場したのが、現場の課題解決をサポートする自律走行型のパーソナルロボットだ。先進的なセンサーとアルゴリズムの採用により、人や物の位置を正確に把握し、障害物を回避しながら目的地に移動する自律走行が可能で、指定された場所への案内や巡回にも対応できる。PCやスマートフォンからの遠隔操作で、複数台のロボットを一括管理することも可能だ。
ビデオ通話によるコミュニケーション機能も備えており、移動中や遠隔地からの通話はもちろん、ロボットを通してオフライン会議に参加するといった用途にも利用できる。本体は高さ1メートル、直径35センチ程度とコンパクトで、Wi-Fiと4G/5Gの両回線向けの選択肢があるなど、柔軟な運用が可能な点も魅力だ。本資料では、このロボットの魅力をさらに掘り下げていく。