製造業では、深刻な人手不足や、それに伴う生産量・品質の低下などの課題を解決するため、ロボットや自動機を導入して工程の自動化を図る企業が増えている。特に搬送などの作業は、単純作業を得意とするロボットに向いており、導入効果が大きいとされる。
しかし、自動搬送機はさまざまな種類が存在しているため、自社に合う製品を見極めるには、それらの特徴を比較検討する必要がある。例えば無人搬送車とも呼ばれるAGV(Automatic Guided Vehicle)は、磁気テープやランドマークなどの誘導体に従って決められたルートを走行するロボットで、同じものを素早く搬送する大量生産の現場向きといえる。
一方、自律走行搬送ロボットとも呼ばれるAMR(Autonomous Mobile Robot)は、自己位置推定とマッピングを同時に実行するSLAM機能を搭載し、人や障害物を自動で回避して目的地まで走行できるため、多品種・小ロット生産の現場で活躍できる。本資料では、これらの自動搬送機の特徴を一覧表で比較しているので、導入検討時の参考資料としてぜひ活用してほしい。