2024年1月1日に能登半島を襲った大地震は、多くの爪痕を残しました。被災地では、旧耐震の建物だけでなく、1981年以降の新耐震の基準で建て替えや改修した建築物も全壊するなど、これまでの防災の常識が覆る被害が起きました。
能登半島地震の復旧/復興が進む中、早くも次の巨大地震はどこで起きるのかといった議論もなされています。そうした状況にあって、建設業が果たすべき社会的役割の一つが防災/減災の備えではないでしょうか?
そこで今回は、これまでBUILTで公開した記事の中から厳選して、設計事務所の取り組みや被災地でのドローン活用、新たな災害対策の技術などを採り上げます。災害は日常の延長線上にあるものとして捉え、社会インフラを支える建設業の一助になることを期待します。
【要旨】
・日建設計が描く“レジリエント・シティー” IoTとVRで巨大地震の減災へ
・ドローンは災害対応に役立つか?M7福島県沖地震で分かった課題と可能性
・積水ハウスが示す、自然災害の時代を生き抜くヒント