サッポロホールディングスでは、グループ内事業会社のPC環境で、強力なマルウェアであるEmotetへの感染が確認されたことを機に、セキュリティ対策強化に乗り出す。パターンマッチング方式の既存アンチウイルスでは防御に限界があり、またサーバ運用に手間とコストがかかることから、これらの課題を解決できる製品を求めた。
セキュリティ運用を担当するパートナー企業とともに検討を重ねた結果、同社が目を付けたのがクラウドベースの次世代アンチウイルスだった。機械学習による振る舞い検知をはじめとする豊富な機能を、1つのエージェントをインストールすることで実現できる点や、機能を段階的に導入できる点などが評価された。
導入決定後の展開は迅速で、わずか2カ月弱で国内外のエンドポイントおよびサーバ環境6000台に一気に導入され、セキュアな環境の維持に貢献しているという。時代に合わなくなったウイルス対策からの脱却を目指した同社の取り組みを、本資料では製品切り替え後の効果も含め、さらに深掘りして解説する。