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東芝デバイス&ストレージ株式会社

技術文書・技術解説

東芝デバイス&ストレージ株式会社

最適な性能を発揮する熱設計アプローチとは何か? シミュレーションで効果検証

ディスクリート半導体デバイスの熱問題を軽減する方法は幾つか知られているが、それぞれのアプローチは、設計条件によって効果が大きく異なる。そこで重要となるのが、シミュレーションによるさまざまなアプローチの有効性の評価だ。

コンテンツ情報
公開日 2024/04/25 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 7ページ ファイルサイズ 1.38MB
要約
最適な性能を発揮する熱設計アプローチとは何か? シミュレーションで効果検証
 ディスクリート半導体デバイスの温度が上昇傾向にある背景には、幾つかの原因がある。1つは、電子機器の小型化による自己放熱の減少であり、もう1つは、高密度基板実装に伴う周囲動作温度の上昇だ。さらに、動作の高速化も熱発生を増加させる大きな原因となっている。

 この熱は電子機器の小型化や高性能化に対するトレードオフともいえるが、その結果、半導体部品が自己熱の上昇によって動作不良を起こすだけでなく、周囲の部品にも悪影響を及ぼすリスクが高まる。この熱問題を軽減する方法には、多層PCBの導入や放熱器の利用、銅パターン層の増加などが知られているが、それぞれの効果は設計条件によって大きく異なるためシミュレーションでの評価が不可欠となる。

 本資料は、それぞれの手法がどこまで有効で、どのようなパラメーターがより良い結果をもたらすのかをシミュレーションし、その結果を分析した内容となっている。最適な熱性能を発揮する表面実装パッケージの使用に当たって、具体的な熱設計アプローチを提示した本資料を参考に、自社における電子機器設計段階での熱問題解決に役立ててほしい。