印刷や製造、物流などの現場においても、慢性的な人手不足は深刻な問題となっている。製品や原材料、仕掛品の運搬・保管といった重労働でありながらデリケートさを求められるような作業も、熟練社員に頼らざるを得ない状況だ。そこで導入の動きを見せているのが、現場工程の自動化を実現する無人フォークリフト(AGF)である。
ある包装資材の総合メーカーでは、23年間フル稼働していた2台の電磁誘導方式AGFが老朽化し、トラブルが発生していた。一部の交換部品の生産も中止されていたことから、最新のレーザー誘導方式AGFを新たに採用する。2台のAGFはお互いに干渉しないように回避して走行し、作業サイクルを25%向上させ、安全性も確保したという。
また、将来の工場レイアウト変更時においてもソフトを入れ替えるだけで済み、大規模な工事が不要になることも期待されている。本資料では、このAGFの強みと特徴、ラインアップを紹介した上で、7社の導入事例を基にその実力を見ていく。印刷現場を例に、どのように自動化を実現するのかも図解しているので、参考にしてほしい。