間接材購買には「適切な資材を調達できているか分からない」「未承認での購入が発生している」「都度サプライヤーに見積もりを取る必要がある」など、多くの課題が付いて回る。こうした課題を放置していては、生産性の低下や調達コストの増加を招いてしまう他、ガバナンス面での問題も発生するため、早急な改善が求められる。
そこで取り入れたいのがカタログ購買の仕組みだ。実際に成果を上げている企業を見てみると、グローバル全体での購買業務の標準化やコスト削減、ガバナンスの強化などを目的に購買変革に着手し、購買管理プラットフォームとECサイトのパンチアウト接続によってカタログ購買利用率を向上させ、経理・購買業務の効率化につながったケースや、各拠点・部署の購入品がデータでまとまっておらず、ガバナンスが問題視されていたが、使いやすいECサイトの導入により購買システムの利用率を上げ、ガバナンスと同時に購買データ分析によるコスト削減にもつなげたケースなどがある。
本資料では、購買改革に成功した国内の大企業3社の取り組みを紹介する。各社がどのようにカタログ購買の仕組みを導入し、成果を上げたのかを詳しく解説していく。