病院や介護施設のキッチンでの献立作成、発注、調理の支援事業を行っている日清医療食品。同社は、10万食/日量の生産能力を備えた設備を有するセントラルキッチンである「ヘルスケアフードファクトリー関東」を2022年に完成させた。
この施設の建設において重要視したのが、食品の調理/加工の生産工程で大量に使用される上水のコスト管理だ。安心かつ安全な水が大量に必要になるだけでなく、環境の側面から、排水にも十二分な配慮が必須となる。これらを実現するために考えたのが、1960年代から続くある総合水処理設備のエキスパートの知見やノウハウを生かすことだった。
このエキスパートの手助けによって、水質に対する徹底的な事前調査を行い、地域の地下水を高い安全性が求められる食品製造に活用可能なことが分かった。結果として、上水としての地下水活用から工場排水処理・浄化槽まで、水処理設備をワンストップで提案してもらうことで、毎日大量に必要な上水を含め、コストの最適化を実現できたという。また、遠隔での上水設備監視と調整操作ができるIoTの仕組みを導入し、効率化も実現している。本資料で、同社の取り組みの詳細を確認してほしい。