EC市場の急速な成長に歩調を合わせ、倉庫・物流・小売の各業界も、ITの活用による業務効率化に取り組んでいる。例えば倉庫・物流業では、高度なWMS(倉庫管理システム)の導入によって出荷準備や検品・梱包(こんぽう)といった業務がシステム化され、小売業界でもセルフレジ導入で効率化が進むなど、着実に成果を挙げている。
さらに近年では、市場環境や顧客ニーズの変化への柔軟かつ迅速な対応、運用負荷の抑制などを目的として、システム基盤をIaaSに移行する動きも加速している。しかしIaaSではクラウドベンダーによるサポート提供範囲が限定的となるため、ユーザー企業が障害に対する責任を負うことになり、自らの手でクラウド上のシステムの安定稼働を維持しなければならない。
本資料では、クラウド上でも障害対策および高可用性の確保が必要な理由を解説するとともに、その実現パターンとして、稼働系システムと待機系システムを構築し、障害発生時の速やかな復旧を可能にするHAクラスタ構成を推奨する。最適なソリューションとその導入事例も紹介するので参考にしてほしい。