多くの業界や企業でカーボンニュートラルの実現が求められる中、建設機械メーカーのコマツでは、2010年頃から製造工程のCO2排出量を削減する取り組みを進めてきた。その1つが「エアリーク箇所の発見・修繕」だ。しかし、従来は生産ラインが止まっている静かな時間帯に人間の耳で音を聞いてエアリークを探しており、その作業を休日に行うこともあったという。
そこで同社は、設備点検の効率化と検査時間の短縮のために、ある産業用音響カメラを導入する。同カメラは、騒音がある環境下でも検査が可能な上に、検査方法が属人化せず、誰が行っても同じ結果を得ることができる。そのため時間帯を限定せず、いつでも設備点検が実施できるようになった。
同社は、この導入により総検査時間が半分以下になった上に、作業する人員を3分の1に削減するなど大きな効果を感じている。本資料では、同社が「製品選定で重視したポイント」「導入後のコスト面で得たメリット」などを事例として紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。