2030年のグループ売り上げ2兆円を目標とする積水化学工業。その達成に向け、グローバル経営基盤強化、購買、営業・マーケティング、リモートワークの4つを重点テーマにデジタル変革(DX)を推進している。先行して行われた「購買DX」ではBusiness Spend Management(BSM)ソリューションを導入し、間接材購買の標準化・統合化を進めている。
まずはモデル工場とサプライヤー約50社を選定し、2021年に実証を開始した同社。最初に行われたカタログ購買の実証では、ガバナンス、業務効率化、コストの全ての面で大きなメリットが得られることが確認された。特に、従来60~75分を要していた伝票起票の工数を約20%削減できたことは見逃せない成果だ。
今後は、購買データの分析を通じた比較購買を導入する計画で、最終的には間接材の仕様・品番を全社で統一し、5~10%のコスト削減を目指しているという。本資料では、世界規模のDXに挑む同社の取り組みを紹介する。同ソリューションの導入効果をさらに詳しく見ていくとともに、その選定理由も明らかにしている。