部署ごとに個別に調達するケースが多く、全社的な統制や調達実績の把握が課題となりがちな間接材の購買業務。複数の拠点やグループ会社を擁する大企業では、グループ全体で支出を管理・可視化し、コンプライアンス強化やコスト削減につなげていく必要があることから、昨今、BSM(支出管理)ソリューションを活用した取り組みが進んでいる。
その活用によってグローバル購買プラットフォームを構築し、世界規模で間接材購買の統制を推進しているのが三菱重工業だ。同社では、米国・欧州・日本の計70拠点にBSMソリューションを導入し、グローバルレベルでの購買プロセスの標準化、間接費支出の統合管理・モニタリングを実現。支出データの分析に基づく取引先選定と集中購買を通じ、中長期にわたり間接費支出を低減していく体制を確立するなど、さまざまな成果を挙げている。
本資料では、BSMソリューション導入をどのように進めていったのかなど、プラットフォーム構築の過程も含め、同社の取り組みを紹介する。間接材購買を起点にした世界規模でのデジタル変革を確認してほしい。