調査レポート：最長17年もの長期保管後でも半導体製品の品質は保たれるのか

　生産能力が限られる中、半導体メーカーは製品ライフサイクルの短縮を意識した生産へとシフトしている。しかし、半導体製品を使う機器・製品の中には、長期にわたる稼働が求められるものが多数存在するため、このギャップが長らく課題となってきた。そこで生産終了後も必要な半導体を調達したいというニーズに応えて生まれたのが「長期保管」ソリューションだ。

　しかし、ユーザー企業にとっては、長期保管された半導体製品の品質がどこまで維持されるのかが気になるところだ。そこで、長期保管が半導体製品の機械的完全性および電気的特性に及ぼす影響について調査が実施された。

　本資料は、その調査レポートだ。多様なパッケージタイプから無作為に抽出した半導体製品について、経年劣化の影響を調べるために検査・分析を行った。製品の中には、最長17年間保管したものも含まれている。光学、X線、SEMイメージング、デキャップ、断面検査などの多角的な調査で、否定的な結果や故障は見つかったのだろうか。本資料で、その結果を詳しく紹介する。