どんな建物であっても、鉄筋コンクリートの床下は土であり、時間の経過とともに地盤沈下が発生し、床の傾きやたわみにつながってしまう。こうなってしまった場合は工事を行う必要があるが、従来工法では施工範囲の設備・荷物の移動やコンクリートの養生期間を含め、2~3週間程度の業務停止が必要になる。
そこで注目したいのが、硬質ウレタンを利用した特許工法だ。樹脂をコンクリート土間床下に注入し、床の傾きを修正する工法であり、約8時間で150~200㎡の施工が可能だ。床に小さな孔を開けて樹脂を注入するため、設備や荷物を移動する必要がなく、業務を止めずに床を修正することができる。また、材料が軽量であることから従来工法より再沈下への影響が少なく、硬化が早いため工事後すぐに使える点も特徴だ。
本資料では同工法の特徴や、使用する樹脂の強度や環境性能について解説するとともに、施工事例を紹介する。「機械の水平が取れない」「機械振動がひどい」「フォークリフトの走行が困難な場所がある」など、多種多様な悩みを解決する沈下修正工法の実力をぜひ確認してほしい。