各種製造装置や検査装置などのFA装置に対応する産業用PCを輸出する際、注意しなければならないのが相手国の法規制だ。海外輸出をする際には、相手国の制度に従って必要な認証規格を取得しておかないと、輸出できない場合があるからだ。
これらの認証規格は必要に応じて改定され、対象製品や分野が追加されることも多い。このため、認証規格の取得対象外だった製品が、規定の改定によって対象内に変更されるといったケースも少なくない。例えば、世界中のさまざまな企業の工場がある中国には、「CCC(China Compulsory Certification)認証」という制度があるが、現在では保守用のPCも対象とされているため、CCC認証を取得していないPCの出荷には面倒な手順を踏まなくてはならない。
そこで注目したいのが、中国CCC認証の他、計8個の認証規格が取得済みの形で提供されている、グローバル産業用PCだ。認証維持のための定期的な監査も導入企業側で対応する必要がないため、手間やコストの削減が期待できるという。本資料ではこのグローバル産業用PCについて詳しく解説する。