グループ従業員12万余りを擁する富士通では、2020年より、全社的なDX推進プロジェクト「Fujitsu Transformation(略称:フジトラ)」を展開している。フジトラでは、デジタル化を進めることで業務効率化や新たな価値創造を目指しているが、その取り組みや成果を自社のソリューションやサービスにも展開し、広く社会課題の解決を図っていくことも大きなミッションだ。
フジトラにおけるハブの役割を担っているのが、「ワークマネジメントツール」だ。シリコンバレーの企業がこぞって本ツールを採用していたことで注目し、導入を決定したという。いざ導入してみるとその効果はてき面で、仕事の工程が構造化され、可視化されたことで、生産性を高めることができたという。
また、組織レベルの知恵や経験を形式知化し全社展開できること、さらに、データに基づく意思決定が促進されていることも、本ツールがもたらした大きなメリットだ。今後同社では、本ツールの社内普及を進めるとともに、AIやRPAなどと連携させることで、さらなる生産性の向上につなげていきたいとしている。