電力の価格は、気温や天候などの気象条件、原油や天然ガスなどの市場相場、為替フォワードレート、エリア需要など、さまざまな要因に左右される。そのため、正確な予測は極めて難しく、特に電力ビジネスに新規参入しようと考える企業にとっては、頭の痛い問題となる。
そこで注目したいのが、天気・発電所の稼働状況・燃料市況といった、電力スポット市場に関わる情報を掲載した情報サービスだ。このサービスは、50年以上も国内金融情報を配信してきた会社がリリースしているもので、多様なデータに基づく分析によって、変動の大きい電力価格を予測することも可能で、多くの事業者から定評を得ているという。
本資料では、太陽光発電の影響を受けやすい九州エリアにおける1カ月間の電力価格の変動について、同サービスをシミュレーションし、その予測精度を検証している。さらに蓄電池の有無が、売電価格にどのような影響を及ぼすかについても検証しているので、参考にしてほしい。