機械加工や搬送の工程などで、検出領域に近づく検出体を検知し、オン/オフするスイッチとして利用されている近接スイッチ。だが従来品は出力が1つで動作点も固定となり、例えば、マシニングセンタークランプのアプリケーションの場合、ツール交換時にクランプ検出できるように設置が必要だったり、近接スイッチの設置位置が装置内部にありアクセスが困難だったりと、ドグの検出において課題が多かった。
これらを一掃するのが、1台で2つの出力を保有する次世代の近接センサーだ。2つの出力による動作ロジック/動作モードの組み合わせで最大4エリアの検出が可能な他、複数のスイッチを1台に集約してスペースや調整工数も大幅に削減。また設定ツールからは簡単にアプリケーションに合わせた値の調整が可能な上、近接センサーの検出余裕度も確認できる。
本資料では、この近接センサーの特長を3つのポイントを軸に詳しく解説する。さらに、作業者による動作位置のばらつき解消、ワークサイズ変更に伴う段取り替え工数の削減、焼き付きトラブルの回避など、ドグ検出に関連する課題をどのように解決するか、事例を交えて紹介しているので、参考にしてほしい。