IoTの普及によって、現実をそのままサイバー空間で再現するサイバーフィジカルシステム(CPS)への注目が高まっている。だが、CPSにおいては、システムにつながる多数のセンサーから同時多発的にデータが発生するため、インメモリ処理による高い性能が求められる。加えて、高い知見を得るために過去データも含めて分析するため蓄積するデータ量はさらに増えてしまう。しかし分析はリアルタイムに行いたい。
これらの要求に対して、RDBMSや既存のNoSQL DBでは十分に対応できない。そこでこれらを可能にする新たな技術が登場している。いわゆるCP型のデータベースで、データの一貫性とシステムの分断耐性に優れている上、クラスタ上のデータを各ノードに分割して複製し、通常稼働時に自動的に複製の再配置を行う機能により、可用性も高めることに成功している。
さらに、マルチCPUの性能を十分に引き出せるイベント駆動型の処理エンジン、メモリを最大限に有効活用するためのデータ配置技術などもあり、ペタバイト級のCPSデータにも対応可能になった。本資料では、この技術について詳しく解説する。