Windows OSは、IoT向けのデバイスなどに特化したライセンス「Windows for IoT」を提供している。その中でも、Windows IoT Enterpriseは、特定の用途やデバイスに対して高い信頼性とセキュリティを提供するために設計されている製品だ。
目的が特化された専用デバイスでは、新機能の追加やUIの変更など最新の状態にアップデートすることよりも、高い安定性・同一性の確保の方が重視される。そこで用意されているのが、機能が固定された「LTSC」モデルだ。LTSCモデルは、10年のサポート期間中にバグの修正やセキュリティの更新はあるものの、同一の機能とUIを維持したまま安全に使用することができる。2024年に「Windows 11 IoT Enterprise LTSC 2024」という最新のLTSCモデルもリリースされており注目度は高まっている。
不正な操作や使用を禁止するためのロックダウン機能が搭載されているのも大きな特長だ。本資料では、Windows for IoTの特徴や機能を解説するとともに、Windows IoT EnterpriseおよびLTSCの特徴について詳しく紹介する。