教育DXを推進する金沢工業大学の建築学科では、早い時期からデジタルツインの研究を進めていた。同学科の教授はコロナ下に際し、オープンキャンパスをバーチャル化する取り組みの中で、あるデジタルツインソリューションに出合う。これを活用すれば、仮想空間内を自在に歩き回れるウォークスルー型コンテンツを作成できる上、従来の3D制作やBIM、CADで感じていた実空間の再現性に関する課題を解決できると考えた。
同ソリューションを導入した同学科では、建築物の施工過程を解説する教材を建設会社と共同で制作した。建築物やさまざまな場面の寸法も含めて撮影でき、現実には立ち入りが難しい現場もウォークスルーで体感しながら学ぶことが可能になった。さらに、同ソリューションを活用して、学生が地元の歴史的な町並みをデータ化してバーチャルツアーのコンテンツを制作。実空間に引けを取らないクオリティーを実現し、史料としても価値あるものとなっている。
本資料では、同学科の取り組みを紹介する。同ソリューションの導入によって教育DXを実現していく様子を、ぜひ資料で確認してほしい。