鉄道・道路・トンネル・橋といったインフラ建設を事業とする東急建設は、以前からBIM/CIMなどのデジタル技術を先駆的に活用してきた。特に、建設業界が直面している2024年問題への対応として、同社が注力しているのがデジタルツインだ。
例えば、測量では複数の地上型レーザースキャナー(測量機)を利用するケースが多いが、測量機は高価なため多数を導入するのは難しい上、点群データを作成する際の処理に手間と時間がかかる。そこで同社は、スキャンカメラとAI搭載の撮影アプリを備えたデジタルツインソリューションを導入。これにより点群データと4K画像を短時間で取得して、全自動でレジストレーション(位置合わせ)を実行できるようになった。
現況調査の効率化だけでなく、出来形管理や情報共有、関係者とのコミュニケーションも遠隔で行えるようになったことで大幅な工数削減が実現できたという。本資料では、実際に駅改修工事での状況確認や高所計測、計画作成がどれほど効率化されたのかを詳しく紹介する。