人手不足が深刻化している建設業界においては、生産性向上のためのDX推進が喫緊の課題となっている。DXの鍵となるのが「BIM(Building Information Modeling)」だ。国もBIM導入企業に対する補助金を拠出したり、公共工事の調達条件にBIMの利用を盛り込んだりするなど、BIM活用の後押しを積極的に行っている。
しかし、BIMの導入はゼネコンでは進んでいるものの、中小企業の中には導入の検討すらしていないというところもあり、業界全体での活用は進んでいないのが実情だ。汎用のBIMソフトもあるが、本設工事を中心として設計されたものが多く、建設業全般の業務・作業プロセスに対応しきれていないのも、導入が進まない一因だろう。
そうした中、登場したのが「重仮設」に特化したBIMシステムだ。本資料で紹介するシステムは、重仮設業を展開する企業が開発したもので、自社の技術・経験・ノウハウが凝縮されている。汎用BIMソフト「Autodesk Revit 2022」のアドインとして動作し、重仮設に最適化されたファミリデータ群が整備されている。高度な知識や経験がなくても3Dモデルや図面の作成が可能な点も大きな特長だ。