建築後、地震や水などが原因となり発生する床の傾きや沈下といった現象。その修正施工には床面を一度取り壊すため、数週間の工期が掛かるのが一般的だ。また、機械や荷物の移動が必要になるなど、工数面の負荷も大きい。そのため、こうした従来工法では、施主から「短工期での修正」を要望されたとしても、対応が難しいのが現状だ。
こうした沈下修正を短期間で実現し、顧客への負担も少ない新たな工法として注目されているのが、硬質ウレタンを利用した特許工法テラテック工法だ。樹脂をコンクリート土間床下に注入し、床の傾きを修正する工法であり、約8時間で150~200平方メートルの施工が可能だ。床に小さな孔を開けて樹脂を注入するため、設備や荷物を移動する必要がなく、業務を止めずに床を修正することができる。また、材料が軽量であることから従来工法より再沈下への影響が少なく、硬化が早いため工事後すぐに使える点も特徴だ。
本資料ではこの特許工法についてより詳しく解説するとともに、JAXAの宇宙開発設備や電子部品メーカーをはじめとする、さまざまな導入事例を紹介。多種多様な施設・状況に対応する沈下修正工法の実力を、ぜひ確認してほしい。