脱炭素は社会的に大きな目標だが、メーカーやインフラ企業が果たす役割は大きい。脱炭素化を進めつつ、生産性を上げて収益性も高めるといった高度問題の解決のためには、OTの計測制御処理とITデータ処理の高レベルの連係が欠かせない。
しかし、閉ざされた環境で利用されてきたOTがITとつながることで、OTシステムがサイバー攻撃の対象領域となってしまう。こうした状況を受けて、欧州ではいち早くサイバーセキュリティ強化のための法制化が進んでおり、2027年には欧州で使用されるあらゆるデジタル機器を対象とした、サイバーレジリエンス法が適用される。
日本における現時点でのOTセキュリティ対策としては、IEC 62443に適合させることが最善だろう。そこで注目したいのが、リアルタイムLinuxベースのコントローラーだ。本コントローラーはITで広く使用されている技術によってOTとの融合を実現するとともに、IEC 62443-4-2に適合したセキュアなシステム構築を可能にする。本資料では、本コントローラに実装しているセキュリティ機能を説明しているので、ぜひコントローラ選択の参考にしていただきたい。