製造業では、人手不足が深刻な問題となっているが、将来はさらに厳しい状況になると予想されている。そこで、多くの製造企業が、工場や機器の「見える化」によって、生産性の向上を目指している。
例えば、生産品質の向上を目的に工場の新設を計画していたある食品工場では、新工場の稼働に合わせて、工場内の設備情報や運転記録データの収集および一元可視化が可能な仕組みの構築を検討。従来は、各設備の測定項目をオペレーターが現場で確認し、運転記録表として紙ベースで管理していたが、工場稼働開始に合わせてIoTを中核としたソリューションを導入した。
同ソリューションは、IoT化するためのデバイスやアプリケーション、さらにネットワークサービスやクラウドサービスなどを組み合わせた包括的なソリューションで、工場設備や機械をIoT化することで、リモートによる管理・監視を実現する。必要な機能のみを導入することができ、PoCなどスモールスタートも可能だ。本資料では、同社の事例を含め、工場や機器の見える化によって、生産性や品質の向上、保守・メンテナンスの効率化などを実現した、14のユースケースを紹介する。