農業・建設機械などの分野で多様なソリューションを提供するクボタは、120カ国以上でビジネスを展開している。2023年度12月期の連結売上高は3兆円を超えており、そのうち海外売上は79%を占める。
同社の農業・建設機械製品は長期に渡る使用が多いことから、アフターサービスが重要になる。そして、このアフターサービスを支えるシステムの1つが「Kubota-PAD」と呼ばれる、クラウド型のサービス部品カタログシステムだ。数百万点に及ぶサービス部品の情報が集められており、ディーラーなど世界4万ユーザーがKubota-PADを通じて部品を検索し、発注する。それゆえ、システムの安定稼働は最優先事項となっている。
そのために導入しているのが、「オブザーバビリティプラットフォーム」だ。同プラットフォームによって、システム障害へのプロアクティブな対応が可能となり、従来は最大4時間を要していた、システム障害の発生から検知・対応にかかる時間が、ほぼゼロに短縮された。さらに、従来の4分の1の手間でシステム性能のボトルネックの特定が可能になったという。本資料では、Kubota-PADの安定稼働に向けたクボタの取り組みの全貌を紹介している。