業界特化型 技術・製品情報サイト
  • MONOist
  • EE Times Japan
  • EDN Japan
  • スマートジャパン
  • BUILT

テクマトリックス株式会社

事例

テクマトリックス株式会社

1000行あたり約5時間の工数削減、車載ソフトウェア開発を効率化した方法とは?

コンテンツ情報
公開日 2025/01/31 フォーマット PDF 種類

事例

ページ数・視聴時間 2ページ ファイルサイズ 940KB
要約
1000行あたり約5時間の工数削減、車載ソフトウェア開発を効率化した方法とは?
 自動車部品の開発・製造を手掛ける東海理化では、業界規格のコーディング要件に対応したソフトウェア検証作業の効率化が課題となっていた。新しいMISRAのガイドラインに準拠する必要もあったことから、MISRAのルール違反検出のカバー率が高いツールを探したという。

 複数のツールを詳細に比較した結果、MISRA C 2012への準拠率が高く、ライセンスがチームやプロジェクトの単位で柔軟に運用できることを評価し、ある静的解析ツールを採用。複数開発環境で解析を行うことができ、またライセンス管理の手間やコストを低減できることも効率的な運用に寄与した。以来、同ツールは多くのプロジェクトにおけるMISRA CやCERT Cなどの対応で活用され、さらに、Gitホスティングサービスとの連携とCI環境の構築によるテスト自動化も実現した。

 違反検出のカバー率が向上したことで解析精度とユーザビリティが高まり、1000行のソースコードあたり約5時間を削減、開発製品全体では対応工数を約10分の1に削減と大幅なコスト削減を達成している。