自動洗浄機能を内蔵したオートストレーナーは、現場での作業負担を軽減する一方、洗浄方法によっては内部部品の摩耗、異物の押し込みによる洗浄効果の低下、洗浄に必要な水量の増大などの課題も生じていた。このため、本体の清掃作業や修理交換のコストは決して小さくないのが悩みの種だった。
こうした問題を解決すべく登場したのが、ジェット噴射逆洗式のオートストレーナーだ。摩耗に強いノズルを用いた非接触での高圧洗浄により、頑固な異物を確実に除去しつつ、洗浄能力の長時間維持を可能にしている。内部構造のメンテナンス性が高いことに加えて、製品ラインアップも豊富で、処理量やスクリーン、設置レイアウトなどの要件に合わせて最適なタイプを選択できるという。
実際、ポンプの軸封水に使う河川水のろ過に利用された事例では、年2回のメンテナンスだけで長年の継続利用を実現している。この他、化学・プラスチック・車両などのさまざまな業界で導入事例もある。本資料では、こうした事例を交え、同製品の従来型にないメリットを詳しく紹介していく。