脱炭素社会の実現を掲げ、家庭向けエネルギー卸・小売周辺事業、法人向けエネルギーソリューション事業などを展開しているシナネンホールディングス。同社の在宅勤務者は、SD-WANを通じて、業務用PCをLTE対応に入れ替えてSIMカードでネットワークに接続して業務を行っていたが、Web会議などが増加したことで帯域が圧迫され、業務に支障が出ていた。加えて、コストも膨らんでいた。
また、従業員が出社した際には、社内のWi-Fiが使われるが、休み明けなどに、OSやアプリケーションのアップデートが一斉に実行されることで通信が不安定になることも課題だった。対策としてSIMの利用を推奨したが、これがコスト増にさらに拍車を掛けることになった。そこで同社は、SASEクラウドサービスを導入することを決断。SASEの機能が1つのサービスとして完結している点が、採用の決め手の1つになったという。
導入によって、WANの可視化を実現、ネットワークの混雑やアップデートに伴う遅延を解消し、通信コストも、従来比で約4分の1程度削減できた。本資料では、同社の取り組みを詳しく紹介する。