自社でのアディティブマニュファクチャリング(積層造形)を実現できれば、コストを削減しつつ製品開発プロセス全体の柔軟性を高めることが可能になる。ミッションクリティカルな通信システムなどを提供するスペクトラ・グループも、その実現に取り組んだ1社だった。同社では、遠隔地や過酷な環境でも信頼性の高い通信を実現することが最優先事項となっており、そのために外部委託ではなく、社内での製造能力を強化したかった。
そこで導入したのが、多様な高性能材料に対応した3Dプリンタだ。製品開発プロセスは大幅に改善され、試作から最終製品の製造までの時間が短縮。より迅速な開発・反復が可能になったのだ。また、最終製品の量産も可能になった。
本資料ではスペクトラ・グループが3Dプリンティングソリューションを導入するに至った経緯と、得られた成果を紹介する。常に多様化と変革を求める同社が「今では、このプリンタなしではやっていけない」と評価する3Dプリンタとはどのようなものだったのか。