産業用の機器や装置を制御する組み込みコントローラーには、高い信頼性はもちろん、故障時にも診断や交換が容易なこと、長期的に安定した調達が可能なことなど、さまざまな要件が求められる。一方、多様化する技術トレンドへの対応も不可欠なため、それに必要な性能や機能の水準を満たすべく、近年では新たな世代のCPUが採用されつつある。
実際に、組み込みコントローラーを手掛ける老舗メーカーの製品ラインアップには、Intel Coreシリーズの第12/13世代のCPUを搭載したモデルや、ファンレスかつバッテリーレスで、RTCバックアップを可能にしたボードコンピュータが登場している。さらに、HMI/エッジデバイス向けとして、Intel Atom CPUを搭載した小型ボードコンピュータなど、用途ごとに多様な製品がそろっている。
これらのラインアップの一部には、独自のRAS(信頼性/可用性/保守性)機能や、フルタイムの異常監視機能を搭載。また、長期安定供給で顧客の負担を軽減する他、要望に合わせたカスタムにも対応するなど、充実したサポートも魅力だ。本資料で、その実力を詳しく見ていこう。