製造業でもDX推進が加速し、設備拡張や工場新設などに取り組む企業が増えてきた。ただ、こうした設備拡張には、情報伝達ミスやデータの分断といった課題が付き物だ。もともと設備が複雑化する中で、拡張プロジェクトに関わるステークホルダーが増加し、サプライヤーの管理も複雑になることで、コミュニケーションコストが増大している。これでは、ニーズに合わせた施設拡張は難しい。
この状況を変えるポイントは、データ管理にある。「構想・全体計画」「設備・工程計画」「進捗管理・設備導入」などの工場ライフサイクル全体で、必要なデータにすぐアクセスできれば投資判断を迅速化できる。また、設備などの変更履歴が適切に管理されることで、再設計やプロジェクト遅延、コスト増加を防止して、図面と現況の不一致による設計手戻りなども防げるだろう。
それでは、どのようなツールを導入すれば、このようなデータ管理環境を実現できるのだろうか。本資料では、ますますスピード感が求められる製造現場において効果的なCDE(共通データ環境)の実現方法を紹介する。実際、新設備導入において30%の工数と20%の費用を削減した事例もあるという。