自動車の価値を高める「SDV」、開発スピードを加速させるプラットフォームとは

　EV（電気自動車）革命をはじめとする大変革期を迎える自動車業界において、中国やアメリカの新興自動車メーカーが台頭している。こうした流れに対抗するのが、ソフトウェアを更新することで価値や機能を進化させる自動車であるSDV（Software Defined Vehicle）だ。従来の自動車は購入後時間が経てば価値が下がってしまうが、SDVであればアプリケーションやソフトウェアを更新したり追加したりすることで自動車の価値を高めることが可能だ。

　しかし、SDVの実現には、ハードウェアとソフトウェアの分離が不可欠だ。SDVの効率的な開発には、遠方とも容易に開発環境の共有や展開を行い、DevOpsのような連携を実現する開発プラットフォームが求められている。

　本資料では、それらの要件を備えた開発プラットフォームを紹介する。クラウド上で開発環境や開発用ソフトウェアを共有できるマルチロケーション開発に対応している上、開発の大部分をSIL（Software-in-the-Loop）環境で完了することができる。また、最終的なハードウェアを含むHIL環境にもスムーズに移行できるため、市場投入スピードと品質向上を両立させることが可能だ。