今回は、「Archi Future 2023」を振り返り、1冊のPDFブックレットに再録してお届けします。建築分社での生成AI活用や建築情報学にご興味があり、お見逃しの方はぜひご覧ください。
収録内容は、東京大学大学院 教授 川原圭博氏による「生成AIや大規模基盤モデルの特徴と建築分野への応用」の講演と、東京大学大学院 特任教授 池田靖史氏と広島工業大学 准教授 杉田宗氏が登壇した「建築情報学会ハイライト~アカデミズム最前線」です。
コンピュータネットワーク/ユビキタス専門家の川原氏が解説した生成AIに関するセッションでは、ChatGPTの登場で進化スピードが一段と加速した大規模言語モデル(LLM)を含む、超大規模化する基盤モデルは、今後の建設業界に何をもたらすのか、その可能性を探っています。
建築情報学会のテーマでは、学会の会長を務める池田氏と常任理事の杉田氏が、「建築情報学」について学会の活動内容とともにに解説。建築情報学は「建築」という概念を情報学的視点から再構成することを目指す、新たな建築領域の学問。2020年に設立した学会では、「そだてる(育成活動)」「ふかめる(学術活動)」「つなげる(交流活動)」の3つアプローチで建築情報学の輪を広げています。