製造業における重要な工程として加熱プロセスがあり、国内では一般的に「熱板」や「温風炉」などが使われている。しかし、これらの設備では加熱に時間がかかりやすい上、加熱による変形の発生や熱のムラによる品質の低下といった課題も発生しやすい。しかも昨今はカーボンフットプリントの削減に寄与する加熱設備が求められている。こうした状況を受け、注目されているのが「赤外線ヒーター」だ。
赤外線ヒーターはその仕組み上、高いエネルギーを有し、エネルギーの変換効率が高いため、高温かつ高速な加熱が可能だ。また、エネルギーを非接触で伝えられるので、素材の摩耗の心配がなく、炉体も不要となる。透過性のある素材であれば、表面だけでなく内部にまで直接エネルギーを伝えられるため、クリーンな過熱を実現してくれる。
赤外線ヒーターは現在、自動車業界、印刷業界、食品業界など多様な業界での加熱・乾燥プロセスで活用されている。本資料では、「仕上がり品質の向上」「加熱時間の短縮」「生産効率の向上・省エネルギー化」といった赤外線ヒーターのメリットや、その導入の進め方について詳しく解説している。ぜひ参考にしてほしい。