自動車の製造プロセスには、加熱と乾燥が必要な工程がある。加熱の熱源には、熱ロールや熱風を活用するのが一般的だ。しかし、「品質に影響が生じやすい」「過熱に時間がかかる」といった課題も見受けられる。そこで、この課題を解消するための熱源として、赤外線ヒーターが注目されている。
赤外線ヒーターを活用する場面としては、例えば「成形(成型)前加熱・プロセス前加熱」「プラスチックの溶着とバリ取り」「接着剤の活性化」などが挙げられる。また昨今は、脱炭素化やカーボンニュートラルへの施策が推進されているが、塗装乾燥の工程ではガスオーブンの活用が主流になる。生産速度を高めるためには、炉の出力を上げなければならないが、これではCO2の削減につながらない。このような課題に対しても、赤外線ヒーターは有効な解決策となる。
本資料は、自動車業界の製造プロセスにおいて赤外線ヒーターが活躍する具体的な場面を詳しく紹介する。赤外線技術が「生産効率の向上」「省エネルギー化と省スペース化の貢献」「CO2削減と脱炭素化の推進」をどのように実現するのかも確認できるので、ぜひ参考にしてほしい。