世界屈指の工作機械メーカーを目指すニデックが新たなTOBに動いた。対象は高速高精度の大型機に定評があり、ニデックの工作機械事業の2倍近い売り上げ規模を持つ、牧野フライス製作所。2024年12月のニデックによるTOB開始予告の表明から、2025年2月までの両社の動きをまとめた。
【主な内容】
・ニデックが牧野フライスにTOB実施へ、想定シナジーとは?
・ニデックが牧野フライスの質問状に回答、「欧州製NCに変更の意図はない」
・ニデックが2度目の質問状に回答、「企図するシナジーの定量化は困難」
・TOBはいわば公開ラブレター、ニデックが経緯と見解を改めて表明
・ニデック見解に牧野フライス「困惑」、追加文書では価格引き上げも否定せず