あらゆる業界で人手不足解消のための業務改革が進められる中、建設のような現場業務で課題となっているのが「検査」の効率化だ。施工が完了した箇所の品質確認を行う際には熟練技術者の経験や知識が重要となるが、そうした人材の確保は容易ではない上、移動時間などの課題もあり、一人当たりが対応できる件数には限界がある。
こうした背景から注目されているのが、リモート検査に活用できるビデオコミュニケーションツールだ。アプリなどのダウンロードは不要で、スマートフォンからQRコードを読み込むだけで通話を開始できる。遠隔地からでも検査が可能な映像品質に加え、ポインタ機能で双方向にやりとりが可能なため、一般的なビデオ通話よりも現場に近い形での検査を実施できる。
同ツールを導入した大東建託では、地盤補強検査と区画検査の2項目に採用し、これらの遠隔での検査により移動時間を削減。一人当たりが担当できる検査数が増加した他、現場側でも工事監理者を待つ時間がなくなったため、より効率的な業務を実現できているという。本資料では同社の他、2社の導入事例をもとに詳しい機能や活用シーンについて紹介する。