2013年に発表されたUSB 3.1は、汎用USBデバイスコントローラーが存在せず、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を利用した設計では高いコストと長い開発期間が必要だった。そのため、最大転送速度が10Gbpsの「USB 3.2 Gen 2」に対応するアプリケーションの開発は約10年間停滞した。その後、新しい汎用USBデバイスコントローラーが登場し、USB 3.2 Gen 2対応アプリケーションの開発が可能となった。
そこで注目したいのが、FPGAを使用せず柔軟かつ迅速な開発を実現する、第4世代の汎用USBデバイスコントローラーだ。これにより、開発サイクルが大幅に簡素化され、アプリケーションの市場投入期間を短縮し、競争優位性を確立できる。
本資料では、ロジックブロック図などを用いて製品の特性を解説する。マシンビジョン、産業用機器、ストレージソリューションの設計者、Application Specific Standard Product(ASSP)やSystem on a Chip(SoC)を活用するエンジニアなどには、ぜひ参考にしていただきたい。