設計・開発の期間を短縮、初心者でも最適なデザインを容易に発見できる方法とは

　設計・開発においては、その期間をいかに短縮するか、そして、ライフサイクルコストをどれだけ削減できるかが大きな課題となっている。この解決策の1つとして、「複合領域最適化・設計探査ツール」が注目されている。本ツールの活用により、必要な性能要件を満たすデザインを迅速に見いだすことが可能となる。

　本ツールでは、CAD／CAEツールなどを使用する開発プロセスのワークフローを仮想プロトタイプモデルと定義し、ツール間でデータを共有。解析プロセスの自動化により、複合領域でのプロトタイピング作業を効率化する。また、利用可能なコンピュータリソースにシミュレーションを分散実行させることで、解析効率を最大化できる。

　さらに、独自アルゴリズムによる自己学習型の設計空間探査機能を備え、初心者でも最適なデザインを容易に発見できる。さらに、仮想プロトタイプモデルにおける性能のトレードオフ関係を、さまざまな形で可視化することが可能だ。資料では、構造解析、熱流体解析、電磁界解析と本ツールを組み合わせた複合領域最適化の事例を紹介する。