半導体業界では、電子機器の安全性と信頼性を脅かす“偽造半導体製品”の流通が深刻な問題になっている。とくに「半導体製品の供給が不足している時」や「製造中止品」に対して、偽造リスクが高まるため注意が必要だ。
偽造品が混在しているケースが多いものとしては、「インターネットを通じて調達された製品」「正規販売チャネル以外から仕入れた部品」などが挙げられる。これらの部品は、スクラップ製品を再マーキングするなど巧妙な手口で本物を装っているため、外観検査だけで判別するのが難しい。また偽造半導体製品は、サプライチェーン全体でまん延しているため、規制や取り締まりだけで供給を止めることはできない。
企業が偽造半導体製品を入手するリスクを減らすためには、信頼できる調達方法を確保することが重要だ。本資料では、偽造半導体製品の定義と被害の実態を明らかにするとともに、調達における基本的な原則について解説する。偽造半導体製品にどのようなリスクがあるのかを具体的に解説しているので、ぜひ一読してほしい。