プリンタやプロジェクターなどの製造/販売を手掛けるセイコーエプソン。同社のEDI(Electronic Data Interchange)基盤は、世界中の拠点や事業部ごとに最適化されており、グローバル化の進展と顧客ニーズの多様化によって管理が難しい状況になっていたという。
そこで同社は、EDI基盤を共通化して運用の安定化や効率化、コストの削減を実現するために全面刷新を決断。システム化の対象としては、B2Bでデータ通信が発生する領域や、業界標準化が確立されている領域などに設定した。業務アプリケーションとEDI基盤に分けて管理することで、問題の早期特定と柔軟性の向上を目指したという。新しいEDI基盤には、SaaS型で、グローバル展開に必要となる多様なEDI規約をサポートできるB2B統合製品を採用した。
その結果、機能の共通部品化が実現でき、新規顧客の電子化対応期間が従来の約50%も短縮される見込みになった。またタイムリーなデータ供給により、経営判断も迅速化したという。本資料では、導入に至った経緯から、新しいEDI基盤の特徴、導入効果まで紹介する。