IoTをはじめ、組み込みシステムの設計においては、MCU(マイクロコントローラーユニット)とMPU(マイクロプロセッサユニット)のどちらを選択するか迫られるケースが多々ある。MCUはシンプルな設計が可能で、リソースに制約のあるデバイスに適している。一方、MPUはLinuxなど本格的なOSを実行できるため、複雑なアプリケーションの利用において利点がある。
ただし、MPUは「ブート時間が長い」「高性能なシステムパワー管理が必要」「消費電力が高い」「デバッグが難しい」などの欠点がある。そこで本資料では、MPUのような機能を備えながら、シンプルなシステム設計を維持できる次世代MCUを紹介する。
このMCUは、高性能かつ電力効率の高いコアに、DSP機能やニューラルネットワークアクセラレーション、GPUを組み合わせることで、「高度なグラフィックデータ処理」「マルチメディアタスクの高速化」「高い機械学習機能」を実現する。また、リアルタイムOSには、オープンソースのZephyrをサポート。MPUの処理レベルに対応しつつ、MCUのメリットを享受できる。資料では、同MCUおよびZephyrのメリットについて分かりやすく解説する。